今回は、多くのビジネス本を読んできた中で、今、最も読むべき本としてオススメしたい本をご紹介したいと思います!
それは『スマホ脳 著:アンデシュ・ハンセン』の本です!
こちらは遂に昨年、日本に上陸した本で既に20万部売れている世界的ベストセラー作品です!
皆様はスマートフォン(以降:スマホ)があるお陰で、暮らしが非常に便利になったと感じているでしょう。
しかし、その便利さの半面、スマホを使用しているからこそ、人間の身体に、脳に悪い影響を与えているのをご存じでしょうか?
iPhoneを創ったアップルの創業者、スティーブジョブズは、自分の子供に、iPhone,iPadの使用を制限させているのをご存知ですか?
この本は、そういったスマホが人体に与える影響が書いてあります。
きっと、あなたもこの文章を読んだ後、スマホを持っていることにゾッとすることもあるでしょうが、それは知ることで対策を講じれば良いだけの話です。
きっと、この本を読んでいない人が知らない情報をこれからお話しようと思いますので、是非最後までご覧ください。
スマホはドラッグより危険
『スマホはドラッグより危険』と言われると、そんなことはない!と大半の人が思うはずです。たしかに、スマホの使用は禁止されていません。
ドラッグの使用は禁止だ!とあれだけ声高らかに言われているにも関わらず。。。
ただし、実際はスマホの方が中毒性があり、やめられないもののはずです。
皆様に質問しますが、今から「24時間、自分のスマホを見ずに生活してください」と言われたらできますか?
もし「出来ない」と答えた人は完全に中毒です。ただし、現在の世の中でスマホがいらないと言える人の方が僅かではありますが。。。
きっと、「仕事の上司や、先輩、友達から連絡が来るかも」「好きなあの人から連絡が来るかも」「何か面白いニュース、動画はないかな?」「インスタ、フェイスブック、ツイッター見たいなぁ」と思うからです。
これから衝撃の事実をお伝えしますが、これは全て操作されたものだとしたらどう思いますか?スマホを自らの意志で使っていると思い込んでたと思いますが、それは「使わされていた」ということだったらどう思うでしょうか?
それもそのはずです。この事実にばれないように、出来るだけ長くスマホを使ってもらおうとするのが、YouTubeであり、フェイスブックであり、グーグルであり、インスタグラムの意図だからです。
これから話す内容は、順を追って話さないといけないので、是非最後まで聞いてください。
そもそも、皆様はこれだけのサービス(YouTube、フェイスブック、インスタグラム、グーグル検索)=SNSが無料なのかご存知ですか?そんなサービスおかしいですよね?
皆様も生活していて、飲食店に行けばお金を払いますし、スポーツジム、ヨガ、マッサージなどサービスを受ければ必ず対価としてお金を支払いますよね?
しかし、こんな便利で面白いサービスには皆様は一切お金を払ってません。
それはどうしてでしょうか?
それは、これらの会社が『企業や個人の広告料によって売上を上げている』からです。
皆様も、動画を再生する前に邪魔だなと思う広告を見たことありますよね?またバナーなどで自分が最近調べた類似の広告が出てくることありませんか?
これは全て、これらの会社が広告料を貰い、視聴者に買わようと、使用してもらおうと思っているからです。
つまり、広告を貰うためには、スマホを見てもらわないと始まらないのです。むしろ出来るだけスマホを見てもらえると、多くの広告料を貰えるのです。
そのため、各企業は『出来るだけスマホに長くいてもらう、使用してもらう、自分のサービスを使用してもらう』ことに重きを置き、サイトを創っているのです。
つまり、サービスに留まってもらう、滞在時間を増やせば増やすだけ、お金を多くもらえるため、どうしたら人がスマホを手放さなくなるか?ということを追求しているのです。
余談ではありますが、同様に、もしバナーや広告をクリックして商品の購入をしたことがある人がいたとしたらそれも、同じく、自分で購入を決めたと思っている人が多いと思いますが、実際は買わされているのです。広告をクリックしてもらうことが、その企業が行うべき仕事だからです。
どうしたら、この人はクリックするのかを、行動心理学、多くのデータを元にサイトを作っているのです。
つまり、以上の話を総括して、企業側が「皆様をスマホ中毒にすること」が仕事なので、スマホ中毒になることは仕方がないことなのです。
これを聞いて『自分はスマホ中毒ではない』と思っていた人も、自分は「YouTube、インスタグラム、ツイッター、フェイスブック、グーグル検索を気付いたら調べていた、使用していた」という人は注意してください。
スマホは、脳の中で報酬物質であるドーパミンを発生させます。
人は新しいものが好きで、新しいことを知る、学ぶときにドーパミンが出ます。
またギャンブルなどでは、「もしかしたら…」と思わせることで、期待が膨らみドーパミンが出ます。
つまり、これらのSNSを開くことで新たな情報が頭に入ってくるため、いいねがついてるかもと、人は開かずにはいられなくなってしまうのです。
この本には更に深く、人間の脳科学の内容や実験結果などにも触れて書いてあります。最後に本のURLを載せておきますので気になる人は買って読んでみてください!
さて、次章が最も大事な部分であり、皆様に知ってほしい内容です。
それは、『スマホがメンタルや身体の健康に与える影響』です。
スマホがメンタルや身体の健康に与える影響
スマホが人体にどういった影響を与えるのかお伝えしたいと思います。
集中力欠如はスマホのせい!?
まずは、スマホを使うせいで『集中力』が欠如してしまうということです。
例えば、皆様のまわりでこういった経験はないでしょうか?
人と話していて、テレビや動画を見ていて、スマホの通知が鳴った際にスマホをふと見てしまう。
またパソコンで仕事していて、スマホが鳴るたびにメッセージの返信をしてしまう。
一度集中を切ってしまうと、また集中しなおすまでに時間がかかってしまいます。時には、今自分が何をしようとしていたか忘れてしまうということもあるでしょう。
では、これは音が鳴らないサイレントモードにすれば解消するのでしょうか?この問題に関しては、実験で既に結果が出ています。
500人の学生に記憶力と集中力に対するテストをしたところ、スマホを別室に置いていた人の方が、ポケットにサイレントモードでスマホを入れていた人より成績が良かったのです。
つまり、サイレントモードであっても、スマホの存在は認知能力を下げるようになっているのです。また「スマホを無視する」という行為自体でもエネルギーを使ってしまうのです。
もし、ご自身で集中したいことがあれば、スマホを別のところに置き、意識の外にするようにしましょう。
共感力、感情が無くなる。
次は、『共感力、感情が無くなる』という問題です。
まずは、共感力が無くなる点ですが、まずは皆様「ミラーニューロン」をご存知でしょうか?このミラーニューロンとは他人を模倣することで、学習する脳の神経細胞のことです。
例を挙げるとすれば、他人がドアに指を挟んだ映像を見ると、自分もはさまれたような気持ちになりませんか?痛みはなくとも、嫌な感じと言いますか。。。
つまり、「他人がどう感じているか」を感じ取る力が人間にはあるのです。
このミラーニューロンは、他人と会って話をしている時に一番機能を発揮させます。演劇鑑賞も人と会うのとは次に活性化すると言われています。
しかし、映画鑑賞はミラーニューロンが活性化されるのですが、目の前で何かが起きている時ほどの強さではないのです。
要するに、スマホを通して観る映像、情報では、ミラーニューロンが活性化しなくなり、共感力がなくなるというわけです。
共感力は、コミュニケーション能力であり、社会を生きる上で非常に大切な能力です。大事な能力を失わないためにも、人と会うことを大事にしましょう。
睡眠
スマホの画面から発せられる『ブルーライト』は睡眠に大きな影響を与えると言われています。
ブルーライトとは本来、青空の下でこそ感じるものです。つまり、昼間に活発に動けるようにということで空から与えられる恩恵です。
しかし、夜にスマホを見ることで寝るべきタイミングで脳を目覚めさせてしまいます。そのため、入眠が遅くなったり、睡眠の質が悪くなったりしてしまいます。
人間は脳の中の老廃物を排除するために、睡眠をとると言われています。この睡眠が十分にできないということは、次の日に支障を来してしまいます。
毎日片付かない部屋でどんどんゴミが貯まっていくのをイメージしてもらえるといいでしょう。そのため、疲労がたまって次の日の仕事などに影響が出てしまいます。
寝る前は、なるべくスマホを見ないようにすると睡眠の質が変わりますので、実践してみて下さい。因みにですが、ベッドの中でスマホを見ると一番眠りが悪くなると言われていますので、ベッドにはスマホを持って行かないようにしましょう。
うつ病
スマホを使っている頻度が高い人ほど、うつ病になりやすいという研究結果が出ています。
それは、スマホを見れない時間に「何か連絡が来てるかも」「通知が来てるかも」など、不安をあおり、ストレスを感じさせるからだそうです。やがて、そのストレスや不安は、うつ病を引き起こします。
また前項で述べた、睡眠障害によって、更にうつ病を引き起こしやすくなります。
更には、スマホでSNSをする人ほど孤独を感じやすいという実験結果もあります。この孤独というのは、他人との比較から生まれます。
SNSでは自分より幸せそうな人、フォロワー数が多い人がたくさんいます。そういう人達と比較することで「自分は大したことないんだ」と心のどこかで思ってしまって、自分を卑下してしまいます。そのため孤独を感じやすくなってしまいます。
もちろん、これは100%スマホのせいとは言えませんが、うつの危険因子の一つだということです。
スマホ利用率が高い人ほどなりやすいという実験結果があるので、スマホの利用が高い人は、少し離れられるように努力してみましょう。
スマホ社会への対策
スマホ社会への対策は2つあります。
まずは、デジタルデトックスです。
なるべく、自分の近くにスマホを置かない、または観る頻度を減らすなどをして、スマホ依存を脱却しましょう。
あとは、一番のオススメの対策は「運動」です。
運動であれば何でもよいです。運動は、集中力を増す効果も、ストレスや不安などを無くす効果もあると言われています。
また実験では、何かテストする前に運動したチームと運動してないチームでは、運動したチームの方が成績が良かったという実験結果もあります。
脳はそもそも身体を動かすために出来ていると言われています。
スマホを持つのではなく、その持っていた時間のほんの一部で良いので、筋トレや運動に回せると、後々非常に良い効果が出てくるでしょう。
是非、スマホを置いて運動してみてましょう。
まとめ
今回、書ききれない実験内容や実験結果など、この本には書かれています。
様々なデータに基づき、また人間が狩猟民族であったことなど、人間本来の生物学的観点から意見を述べている本で、非常に納得のいく本でした。
是非ともこちらの本は、読んで頂きたいので、気になった方は下のリンクより買ってみてください。宜しくお願いします!
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