セールスマーケティング第3回『ストーリーテリング』

セールスマーケティング講座第3講『ストーリーテリング』

今回は、マーケティングで一番大事かもしれない、そして必ず覚えておいた方が良い技術をお伝えします!成功しているほとんどの経営者が使っている技です!

それは『ストーリーテリング』です!

もし、

①お客さんに商品、サービスを覚えてほしい!
②最後まで商品、サービスの説明を聞いてほしい!
③魅力的な商品、サービスを作りたい

という方は、短い内容となっておりますので、是非最後までご覧ください!

それでは、本日も一緒に勉強していきましょう!

1,ストーリーテリングとは

まずは、ストーリテリングとは何なのかご説明しましょう!

ストーリーテリングとは、『ストーリーを語ることで、お客に得られる経験や、具体的な場面を伝え、商品をより身近に感じさせ、購買意欲を掻き立てる』ことを言います。

今の文章ですと、少し難しいかもしれませんので、簡単にまとめます。
つまりは、ストーリーを語ることで

1.多くの共感を得られる
2.商品、サービスの価値をより鮮明に伝えられる
3.深い印象を残せる

ということです!

しかし、これだけ言われても一体どうやって実際に使うのかというイメージが出来ないと思います。なので、次の章では、このストーリーテリングがどんなところで使われているかいくつか事例を紹介したいと思います。

2,世の中で使われているストーリーテリング事例

まず、1つ目の例は『Makuake(マクアケ)』です。

皆様はそもそも、この『Makuake(マクアケ)』というサービスをご存知でしょうか?
この『Makuake(マクアケ)』は、「ある1つの商品、サービスなどに対して、ネット上でクラウドファンディングを行い、資金を集め、その商品、サービスを実現する」ことを手助けするサービスです。

皆様も新しい商品、サービスを創る際に「お金さえあれば…」って思ったことありませんか?
つまり、個人や企業の「お金さえあれば絶対に世の中に必要とされる商品、サービスを作れるのに…」といった願いを叶える場所なのです。更に応援、つまり投資してくれた人には、リターンとして、何かしらお返しするのです。

ここのサイトで非常に重要なのは、『応援してもらえる』ような状況を作ることです。

皆様ならどちらを応援、またはお金を払いたいと思いますか?

①『天然藍を使用したTシャツを創りたい!』
②『徳島の天然藍を使用したあなたにとって世界に1つだけのTシャツを創りたい!製作者は徳島出身で、代々徳島で藍染をずっと生業としてきて、藍染職人としてこの道40年のベテラン。1つ1つ手染めで、同じTシャツはないため、あなただけのTシャツになります!』

これだけ見ても、確実に後者の方に共感すると思います。
応援する人も『自分も徳島出身だから応援したい!』『地元を大事にしようとする気持ちが素晴らしい』『メイドインジャパンという点が良い』『徳島の藍染で有名だから信頼できる』など様々な気持ちが沸き上がるでしょう。

こういったようにストーリーをつけることで、人に共感してもらえるチャンスが増えます

2つ目の例は、『進研ゼミ』です。

皆様も小さいときに進研ゼミから漫画を送られてきた経験はありませんか?

その漫画のストーリーは

①主人公の学年が変わり学校の勉強についていけなくなる
②勉強のできる友人に『進研ゼミ』を勧められる
③親を説得して『進研ゼミ』で勉強を始める
④成績がグンとアップする。

という内容が書かれています。

これを分解すると、

①現状の問題提起
②解決策を提案
③実行に移す
④良い結果が出る

といった流れになっています。

僕も内容を知っているのに送られてくる度に何度も読んだ覚えがあります。(笑)
これは
・ターゲット=小中高生
・タイミング=中間、期末試験、受験、成績が悪くなった

などを明確にし、何をどういった人に伝えたいかをサクセスストーリーで表現しています。

マンガという表現を使うことで、子供にも受け入れられやすく、面白く読めて、且つ現状上手くいってない子供がいれば、自分と重ね合わせて、よりリアルにイメージさせることができるでしょう。

以上の例に挙げた2つはストーリーテリングをうまく使ったマーケティングが出来ていると思います。
さて、次は実際に、どうやってストーリーテリングを使うのか具体的な方法をお伝えしましょう!

3,ストーリーテリングの具体的な使い方

まずは、ストーリーの持つチカラを感じてもらえたと思うので、これをどう活用するかをお伝えしたいと思います。

具体的な方法としては、
①あなたの商品、サービスをお客が使っているシーンを想像する
②使っているシーンの内、お客がピンときそうなものを物語に選ぶ

です。

例えば、『オーガニックコットンを使用したタオル』を売りたいとしましょう。

そうしましたら、まずは①を考え、「なぜ自分がこれを売りたいと思ったのか」経緯を考えましょう。きっと同じ想いを抱いている人がいると思ったのではないでしょうか?
そこで、『肌が弱い自分は、モノによっては合わないタオルが存在して、肌荒れしてしまった。きっと世の中に同じような悩みを抱えている人がいると思い、肌に良いオーガニックコットンを使用したタオルを創ろうと思った。』など、商品を売る際に、想いを語るのも良いでしょう。

次に②の「どういう時に使うか」「ターゲットは誰か?」などを考え、『化粧をする20代の女性が洗顔した後に拭くタオル』というのでPVを撮ったり、写真を撮りSNSに載せるのも良いでしょう。
若い人をターゲットということでSNSの使用は効果的でしょう。

また普通のタオルを化学染料で染めたものはどういった影響があったなどの経験談を話し、自分の作ったオーガニックコットンのタオルに変えたところこうした変化があったなどのストーリーもあるとより鮮明になりますね。

これは一例ですが、是非
①あなたの商品、サービスをお客さんが使っているシーンを想像する
②使っているシーンの内、お客さんがピンときそうなものを物語に選ぶ

を使って、様々な商品にストーリーをつけてみてください!

まとめ

マーケティングでは良く『データ』が大事だと言われているため、過去のデータなどを駆使して営業やプレゼンをすることがあります。
もちろん『データ』が大事なことは否定しませんが、このストーリーテリングは『魂の宿ったデータ』とも言い換えられると思います。

『数字的なデータ』と『魂の宿ったデータ』を駆使してこそ最高のマーケティングが出来ると個人的には思います!

後は、このストーリーテリングは、セルフプロデュースにも使えると思っております。自分がどういった人間であるか、どうしてこの仕事を選んでいるか、自分を語ることで共感してくれる人がいるでしょう。

自分の経験談、失敗談を語るのは勇気が必要ですが、知ってもらわないと何も始まりません!このストーリーテリングが皆様の役に立つと嬉しいです。

それでは、また次回をお楽しみに!

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